相互扶助の精神に立つ共済制度
1 熊本県PTA共済の歴史
熊本県PTA共済は、昭和50(1975)年に始まる熊本県PTA災害見舞金制度と昭和51(1976)年に始まる熊本県PTA連合会安全互助会の弔慰金制度が母体となっています。
平成18(2006)年に財団法人として2つの制度を継承し、平成23(2011)年にPTA・青少年教育団体共済法が施行されたのを契機として、平成25(2013)年4月に一般財団法人熊本県PTA教育振興財団が設立され、熊本県PTA共済へと発展的に移行しました。
2 熊本県PTA共済は、安い掛金で手厚く共済金を給付します
前身の制度が発足して以来、熊本県下の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、高等専門学校及び特別支援学校の児童・生徒や教育活動の指導者(教職員等)並びにPTA会員のご理解のもと数多くの方々にご加入頂きました。令和5年度実績によれば、P災コースには(児童・生徒)約17万7000名(加入率95%)、安互コースは(PTA保護者会員)約14万世帯(加入率94%)のご加入がありました。
熊本県PTA共済の掛金は、例えば、P災コースの小中学校の児童・生徒は500円(年額)、安互コースのPTA会員は一家庭で150円(年額)などと一般的な保険と比較して低額に設定されています。これに対し、P災コースの死亡共済金(学校管理外)は3000万円、安互コースの死亡共済金は500万円と、掛金と比較すると手厚い共済金を給付しています。
このように、熊本県PTA共済は、安い掛金で手厚い共済金を給付する制度となっています。
3 熊本県PTA共済は、児童・生徒の安全や健康を守る活動も行なっています
熊本県PTA共済は、加入された各学校にAED(自動体外式除細動器)を貸与して不測の事故への備えとしています。AEDを使用して一命を取り留めたケースが複数報告されています。
また、学校見守り活動の支援、PTA・教育活動団体への助成及び災害時の被災者の方々への支援などを通じて、児童・生徒の健康や安全を守る活動を続けています。
4 最後に
熊本県PTA共済の様々な事業の意義についてご理解を頂き、一人でも多くの方々にご加入を頂きますようお願い申し上げます。
令和6年4月
一般財団法人熊本県PTA教育振興財団 理事長 森 德和